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■第二の質問・変

彼は僕の答えを聞いてからしばらく僕の顔を見つめていた。
口角を少し上げて、また笑う。

『うん、君はなかなか自分の容貌というものを承知しているね』

満足そうに言ってから楽しそうに笑う。
あぁ、何だか良くわからないけどお気に召す答えを出せたらしい。
らっき〜。

と、僕が一息ついた途端、彼は再び凶暴な顔になって一歩間を詰めた。

『しかし正常さを主張するものに限って本性は異常だということはよくある。』
そんな無茶な、と思うけれど顔が怖ろしくて反論できない。
おぢさんは更に声を荒げて言った。

『君だって本当は変なんだろう!どうだ、さぁ正直に言ってみたまえ!』
 

変じゃないですよ、常識人です

ええ変ですよ、それがどうかしましたか